不屈の青 - Indomitable Blues

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»» 2005.10.17 » バーミンガム×アストンヴィラ追記(長文)

プレミアシップ発足以来、初のダービーでの敗戦でした。しかもセント・アンドリュースでは初めての失点。屈辱です。

先発はアーセナル戦から1人だけ変更で、出場停止の主将様の代わりに今季リーグ戦初出場のマーティン。ゲームキャプテンはアプソンが務めます。ベンチにはヤロシクさんとダンちゃんが復帰。ダンちゃんは10ヶ月ぶりの復帰です。メルヒオットさんは間に合わず、バット氏はこの試合まで出場停止です。

前半の立ち上がりからヴィラがかなり攻勢に出てきましたが、バーミンガムも何とか持ちこたえて序盤から激しい攻防が続きます。

10分、ペナント君が右サイドを突破して折り返したボールをヘスキーさんが逸らして、こぼれたところをグレイちゃんのシュート。フリーでしたが惜しくもゴール右に外れます。結局これが前半最大のチャンスでした。

19分、右サイドのミルナーからバリーがつないでケヴィン・フィリップスのシュートがゴール右隅へ。マイクさんも触ってましたが止められず、ヴィラが先制点を奪います。やはりフィリップスは怖いストライカーですね。

37分、クレメンスがふくらはぎを傷めて負傷退場。急遽2分後にヤロシクさんが入ります。この日のクレメンスはあまり調子が良さそうではなかったので、この交代はむしろプラスに働いたように思います。

前半はほぼヴィラのペースで終了。バーミンガムはあまり良いパフォーマンスとは言えず、ろくにチャンスも作れませんでした。ボロボロだったワルさんに代えてフォルセル君を投入し後半に臨みます。

後半はうって変わってバーミンガムペース。ヤロシクさんを中心に良い攻撃の形を作れるようになってきました。フォルセル君もボールによく絡み、ペナント君とグレイちゃんの両サイドも積極的に攻め込んでいきます。

58分、ペナント君の右コーナーからアプソンのシュート。いいシュートでしたがセーレンセンが弾きます。

61分、フォルセル君が頭でつないだボールにヘスキーさんがシュートを試みますが、バウマに阻まれて打ちきれず。

67分、クラパムさんに代わって遂にダンちゃんが投入されます。グレイちゃんがレフトバックに下がってダンちゃんは左サイドへ。入っていきなりシュートを放つなど元気一杯。ヴィラにとっては一番脅威になっていたと思います。ガンガン突っ掛けていきますし、隙あらばシュートを狙ってきて油断も何もあったもんじゃないですよね。

70分、デイヴィスのパスを受けたアンヘルのシュートがクロスバーの上へ。後半ヴィラのチャンスらしいチャンスはこれくらいでした。

71分、ドリブルで切り込んだダンちゃんのシュートはわずかにゴール右。

79分、バウマがPA内でダンちゃんを倒したように見えましたがノーファウル。これは明らかにシミュレーションでしたね(笑)。黄紙出なくて幸いでした。

81分、テビリが必殺のドリブルで中央突破を図りますが、あえなく止められます。

86分、フリーキックからこぼれ球をマーティンが頭で逸らしますが、セーレンセンががっちりキャッチ。

90+1分、メルベリがPA内でフォルセル君を倒したように見えましたがノーファウル。

90+4分、左サイドからのフリーキックにアプソンが頭で合わせようとしますが、シュートは大きくそれてボールアウト。結局これが最後のチャンスでした。

解説の方もおっしゃってましたが、セットプレーの単調さが命取りという気がしました。良く言えば小細工なしで正々堂々とやったわけですが(笑)、それじゃなかなか点は取れませんねえ。攻撃の行き詰まり感はダンちゃんとヤロシクさんが入って多少は改善されたと思いますので、今後には期待が持てそうな気もします。

スティーヴ・ブルース監督
「我々は敗戦には値しないチームでしたよ。しかし勝敗を分けたのは、我々はジュリアン・グレイがチャンスを逃したのに対し、相手は数分後にケヴィン・フィリップスが素晴らしいシュートを決めたところだったでしょう。ゴールの後しばらくは意気消沈してしまいましたが、後半は我々の方が良い出来でした。たくさんチャンスがあったのに逃してしまいましたけどね。このダービーで負けるのは私にとっては初めてですから、もちろん楽しい気分じゃありません。でもヴィラ・パークで対戦するときはリベンジしますよ」

ところでたまには採点でもしてみようかと思います。まあ私の言うことなのであまり信用しないでください。( )内はSkyの採点です。余談ですがSkyの採点投票が面白いことになっていて必見です。ヴィラと見比べるとかなり笑えます。ダービーに負けたらこうなるのは仕方ないですけどね。

マイク・テイラー 6 (6)
 あまり仕事はなかった
オリヴィエ・テビリ 5 (5)
 攻守ともに冴えがなかった
マーティン・テイラー 6 (6)
 無難にこなした
マシュー・アプソン 6 (7)
 危なげなし
ジェイミー・クラパム 5 (6)
 ミルナーに苦戦、攻撃に参加できず
ジャーメイン・ペナント 6 (6)
 再三良い攻撃を見せた
ダミアン・ジョンソン 5 (6)
 テクニック不足が響いた
スティーヴン・クレメンス 5 (5)
 あまり攻撃には絡めず
ジュリアン・グレイ 6 (5)
 シュートミスは痛かったが、全体的には悪くなかった
ワルテル・パンディアーニ 5 (4)
 ボールに触れず、ミスも多かった
エミール・ヘスキー 5 (6)
 いつもほどの存在感はなかった

(Sub)
イリ・ヤロシク 6 (6)
 安定感のあるプレー
ミカエル・フォルセル 6 (5)
 攻撃を活性化
デイヴィッド・ダン 7 (7)
 パスありドリブルありシュートありで鮮烈に復活